ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトダイエット その17

連休が明けると
益雄は
代休になって
休みが続きます。

反対に蛍子は
休みなしです。
カレンダー通りの休みです。

益雄は
休みの日は
鉄道模型を見ているか
鉄道を見るために外出するか
の毎日でした。

ロフトで
一日中
鉄道模型を見ていたときもありました。

5月の中頃でしたので
ちょうど良い季候で
ロフトの天窓を
開けて
夕日が差し込んでいました。

益雄が
夕日に照らされた
鉄道模型を
じっくりと眺めていたとき
隣の蛍子が
会社から帰ってきました。

蛍子は
いつものことをする前に
ロフトの天窓を開けるために
ロフトに上がってきました。

天窓を開けると
隣の音が聞こえてきました。

蛍子は
「あ
いつもの
音が聞こえてきている

鉄道を動かしているんだ。
好きだよね。

他にすることないのかしら
例えばネットをするとか

関係ないわよね

あっ
なんか言っている」
と思いながら
おもわず
耳を澄まして
聞いてしまいました。

「何々
お隣
なんかしゃべっている
何を
ぶつぶつ
言っているの?
一人で住んでいるはずなのに
寂しいのかしら

んー
『紗江子』
と言っているよね。
紗江子って誰

あー
そうだそうだ
そんなことどうでも良いわ」
と
隣のつぶやきを
聞き耳を立てたことに
反省してしまいました。