ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その65

結婚できたのは
将来は
家督を継いで
清左衛門になると言うことになります。

亀太郎は
それを
自覚していました。

そこで
頑張っていました。

宮水運びも
頑張ることにしました。

そのことを
おますに言うと
「手伝う」と
答えてくれました。

頑強な
男でも
大変なのに
女性の
おますには
無理で
すぐに音を上げると
亀太郎は
はじめは思っていました。

大八車の
前のかじ棒をもつ者と
後ろを押す者がいます。

普通は
前の者の方が
大変だと思っていますでしょうが
それが
後ろで押す者も
大変なんです。

前の
歩調に会わせて
押さなければならないし
右に振られ
左に振られて
振り回されるのです。

後ろを押すのは
大変なんです。

その後ろを
買って出たのが
おますです。