ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「順子」その15

順子は
まず
普通科の
リーダーと
話すことにしました。

中学校の時は
向こうの方から来たのですが
高校では
順子の方から
会いに行きました。

職員室を
越えて
会いに行くと
先生に
わかるので
校門を少し出たところで
待っていました。

リーダーの顔を
順子は知りませんでしたが
超能力で
何とかしました。

リーダーは
A男でした。

背が高くて
がっちりした体格です。

人相も
少し怖いように見えました。

A男が来たので順子は
「A男さん
こんにちは

少しお話しして
良いですか」と
話しかけました。

A男は
順子の顔を覚えていて
「順子じゃないか
天才の
チビの優等生が
どんな
話しじゃ」と
と答えてきました。

順子:
名前を
覚えて
頂いていて
嬉しいです。

同じ高校に
通う者なのだから
仲良くしましょうと
思って
声をかけました。

A男:
ひょっとして
俺に惚れたのか

俺には
お前のような
チビは趣味ではないけど
それに
お前は
特進科だろう

お前なんかと
仲良くしたら
男が廃るわ

順子:
科が違っていても
仲良くすれば良いんじゃないですか

A男:
秀才に
そんなことを
言われても
できないものは
出来ない

順子:
そんなことを言わずに
仲良くしませんこと

そうだ
今度の
球技大会で
何かしません。

A男:
球技大会では
普通科と特進科の
試合などない

そんな事しても
秀才に
俺たちが
勝つわけがないだろう

順子:
そんなこと
わかりませんよ

特進科の中にも
スポーツに優れた者も
いるかも知れませんよ。

A男:
それはないな

試合をして
決着を付けようか