今週のお題「おとうさん」
私の父は
明治29年6月15日生まれでした。
それはそれは
子供の私には
怖い存在で
口答えなどしません。
食事のときは
「頂きます」
「おかわり」
「ごちそうさま」以外のことばは
発することができません。
ごはん粒を
落とすと
速攻でひらって
食べてしまいます。
夜寝る時は
手を付いて
「おとうさん
お休みなさい」
朝は
「おはようございます」の挨拶をしないと
凄いことになってしまいます。
当時の
父権は
絶大なものだったのです。
その父権の根拠は
一家を
守っていることです。
家がなくては
その日の食事も
できなくなるのです。
家の命運は
父が握っていて
父の働きいかんで
決まります。
父権が
強くなくては
一家の平安は
ありません。
お父さん
ありがとうございました。
