ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

アスカル帰還せよ その22

次に日には
サリナさんが持ってきた
食糧を
かぞえました。

どう見ても
3年分くらいしかありません。

不足するのです。

このことを
地球に報告しました。

私も
どうすればいいか考えました。

方法は
ふたつです
速度を速めて
3年で帰ってしまう方法と
新たに食糧を作る方法です。

どちらも可能性はないではありません。

問題が起きた時のために
第3ユニットの中には
食糧製造装置と
予備の光子エンジンユニットが積んであるのです。

しかし
食糧製造装置を作動させたり
光子エンジンを
作動させるためには
エネルギーが不足するのです。

これをどう解決するか
私は難問山積です。

サリナさんに言ったら
他人事のように
「大変なのね
アスカルに任しておくから
がんばってね。」
と言ったあと
しばらくしてから、、、
「エネルギーが不足するのなら
健康のために
「ルームランナーでも
しましょうか」
と言ってくれました。

そんなわけで
その日から
また
船外活動をすることになりました。
今度は
後ろに光子エンジンを取り付けるのです。

形は小さくて
ハロゲンランプの大きさぐらいで
持ち運びも簡単でした。

船外の
第7取付区の所定の場所に
コネクタがあったので
取り付けました。

電源も
ぴったり合っていて
仕事としては簡単でした。

それに
「サリナさんがいないから
大丈夫
大丈夫」
と思って
船内に戻ってみると
サリナさんの
悲鳴が
聞こえてきました。