ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトの夢 第5話

ロフトの夢 第5話

偶然かビギナーズラックか
佳代子の放った弾は
的の中心に見事命中です。


クラブの部長が
恭しく紅白ののしがかかった
ファミレスの食事券を
持ってきました。

全員が
「おめでとうございます。
クラブに入って下さい。
射撃クラブにようこそ」
と合唱です。

私は
入る気はないけど
食事券ももらって
みんなが見ているし
直人が
もう入会用紙を持ってきているし
断り切れずに
入る事にしました。


入っても
クラブに行かなくてもいいと
簡単に考えていたのです。


しかし
その考えは
間違っていました。

その場で
クラブの活動予定表なるものを
渡されたのです。

この大学の
射撃クラブは
全日本の代表選手も出す
名門だったのです。

翌日から
新人戦に
出る準備があったのです。


この射撃クラブについて
もっと詳しく言うと
日本では
マイナーな存在で
全日本といっても
国内の数校と争う程度で
競技人口が
極端に少なかったのです。

その上
女子に至っては
先輩に2人いるだけで
射撃をしようとする
女学生など
日本では
皆無に近かったのです。


練習は
指導役の先生がいて
相当高度でした。

初めての佳代子は
ついていくのが精一杯でしたが
直人からは
「筋が良い」とほめられました。

そんな言葉に気をよくして
佳代子は
練習しました。
2ヶ月後に
新人戦で
見事優勝でした。

佳代子は
うれしくなりました。

直人:
佳代子さんは
僕がスカウトしただけある
これなら
オリンピックにも出られるんじゃない。
3年後の
オリンピックを目指して
がんばったら

佳代子:
そんな
無理な事

直人:
大丈夫
たぶん出られるよ
今回の新人戦の成績は
ダントツだったでしょう
私この得点はとても無理

佳代子:
そんな事ないです。

直人:
佳代子さんの夢は何ですか
オリンピックに出る事を
夢にしません。
きっと夢は叶いますよ。

佳代子:
私の夢は
、、、、、

と言いかけて
漫画家の事を言うのを
止めてしまいました。