ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その209

登は
今日もダメだったかと
思いながら家に帰りました。

何となく
気が滅入ってしまいそうですが
笑顔を思い出しながら
気とを取り直していました。

母親に気付かれないように
そーっと
ドアを開けて
自分の部屋に
急行しました。

昆虫館では
秘策で
チョウチョを
呼び集めたのに
あまり良い結果にならず
机に向かって
ぼう然と座っていました。

一生
こんな状態が続くのではないかと
考えると
何も考えられなくなってしまいました。

外も
段々と暗くなって
お部屋の中も
暗くなっても
登は
電気をつけませんでした。

日はっとっぷり暮れて
真っ暗になっても
机の前に
座っていました。

キッチンの方から
良い香りが
してきました。

たぶん
ブリを焼いた臭いでした。

登は
次で
最後にしようと
その時に
決断したのです。

ずるずると
引っ張ると
未練がましいと
思われることになるし
薫子や
夏子ちゃんにも
良くないと思いました。

父親でもない私が
夏子ちゃんと
仲良くすると
良くないと思いました。