ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトで勉強しましょ」結婚編その64

創の
高校は
神戸にあって
通学には
時間がかかります。

朝は
少し早く
今までの
起きる時間よりも
早くなって
悟も
時間を合わせて
起きていました。

ふたりにはそれが楽しく
早く起きも
苦になりませんでした。

春になって
創は
進級して
3年になり
クラス替えになりました。

そのころには
創たちは
何でも話すように
なっていました。

だからといって
本当のことを
何でも話しているとは
悟も十詩子も
思っていませんでした。

なんとなく
距離を置いているように
感じていたからです。

そんな話の中
創は
思いもかけない
相談をしてきたのです。

同じクラスの
女の子が
好きになったので
どうすればいいのかという
質問です。

十詩子は
私たちを
試しているのかと
思ったくらいでした。