ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログ小説「妖精の休日」その31

和己は時として 大胆です。 湖子の 肩に寄りかかってきたり 手を繋いだり 満員電車では 胸が合うぐらい ピッタリと 引っ付いてきたりしました。 普通の男性なら こんな可愛い女の子に そんな事をされたら きっと 興奮するところですが 湖子は 妖精ですので …

ブログ小説「妖精の休日」その30まで

妖精を テーマにした ブログ小説は書いておりますが その中に出てきた 「湖子(ここ)」を主人公にしております。 神さまの お手伝いとしての 妖精ですが その中で 湖子は 1番頼られる妖精です。 何千年も 休みなく 働いてきた湖子は 神さまに 休暇を与えら…

ブログ小説「妖精の休日」その29

湖子は アパートの家業を手伝いながら 大学に通い始めました。 大学でも それなりに勉強しようとしましたが 湖子は 勉強に 興味がありました。 その頃の 薬学は 化学の 原子や分子などで それに興味があったのです。 湖子自身も こんなことを 知りたかったと…

スゲー って

道を歩いていると 近くの家の庭から 次の言葉が聞こえてきました。 「スゲー スゲー これスゲー スゲー 見たことないスゲー スゲー」 もちろん ひとりの人が言っているのではなく 複数です。 何が 『スゲー』なのか 声だけでは まったく分かりません。 客観…

ブログ小説「妖精の休日」その28

高校は 公立に進み 学費も 安くて弥生は 良かったと思いました。 でも 湖子の成績では 国立の 薬学部は無理だし 私学になると 学費が 問題でした。 そこで もう一棟アパートを 建てることにしました。 前のアパートの時は 最終的には 土地の売却代金で まか…

ブログ小説「妖精の休日」その27

弥生は 時代の変化を 身にしみて分かっていました。 どのように変わるか 分かりません。 分からない この世を 生きていくためには 手に職を付けないと 考えていました。 湖子には よく勉強して 偉い人になってもらいたかったのです。 『末は博士か大臣か』と…

口コミを信じる人って、、、

日本は 法治国家で 資本主義です。 法律に抵触しなければ お金儲けは 問題ありません。 お金儲けに 科学 心理学を用いても 何らも問題ありません。 『人は 「他の人が言ったこと」を 信じることが多い』 と言うことを 利用して お金儲けする人も多いようです…

ブログ小説「妖精の休日」その26

剛は 今の 湖子と同じ 人生を歩んでいたので 何となく分かっていましたが 外からだけ見ていた 星子は 青天の霹靂でした。 全知全能な 湖子でさえ 見るとやるでは 大違いと 告白していました。 三大 家事の 洗濯・掃除・料理は 現在とは 全く違います。 一番現…

ブログ小説「妖精の休日」その25

アパートは 翌春出来上がりました。 東京オリンピックの 前年で 所得倍増計画で 日本中が 沸いている時です。 すぐに借り手が付いて 今までは 見たことがない 現金が入ってきました。 すぐに 銀行に返さないと いけないので なくなってしまいました。 少しだ…

ブログ小説「妖精の休日」その24

その頃 湖子は 弥生が 悪戦苦闘しているのが 妖精の力で 分かっていました。 ここで 妖精の力を 使って 銀行から 融資を してもらうべきかどうか 考えました。 将来にわたって 考えました。 借金は いろんな負の要因を考えても 4年で 返済可能と 湖子は 読ん…

「もっと遊んでおけば良かった-」と後悔

『「もっと遊んでおけば良かった-」と後悔』という セリフを聞きました。 ふつうなら 「もっと勉強しておけばよかった-と後悔」ですよね。 遊んでおけばという 後悔は 勉強をよくして 遊ばなかった人がする後悔です。 よく勉強した人が 遊んでおけばよかった…

ブログ小説「妖精の休日」その23

建物が建てられるようになったといっても お金の問題が 大きく残っています。 畑の一部を売って そのお金で 建てることにしました。 土地を売るといっても そう簡単ではありません。 不動産市場が まだまだ 未発達でしたし 買い手も あまりいなかったのです…

ブログ小説「妖精の休日」その22

当時は ベビーブームの 若者が 都会に上京してくる 時期だったので 追い風だったかも知れません。 土地だけで まったく お金がなかったのに アパートを建てることなど 寒村の お母さんには とても無理と 誰の目にも見えました。 弥生も そう思っていましたが…

ブログ小説「妖精の休日」その21

挫折しようとする 悟は なんとか がんばりました。 当時の常識で言えば 中風が 改善することなどなく 歩けることなど あり得ないと 考えられていました。 三年の月日が経ち 悟は 松葉杖で 歩くこともできるようになりました。 自分のことは 自分でできるよう…

ブログ小説「妖精の休日」その21

挫折しようとする 悟は なんとか がんばりました。 当時の常識で言えば 中風が 改善することなどなく 歩けることなど あり得ないと 考えられていました。 三年の月日が経ち 悟は 松葉杖で 歩くこともできるようになりました。 自分のことは 自分でできるよう…

キスワンで作るホイップクリームの作り方が特許査定

今から 6年前 キスワンのが出来上がりました。 その時の研究成果として機械を含めて4件特許を出願しました。 その中のひとつ 「キスワンで作るホイップクリームの作り方」が 拒絶査定になったのですが その理由が 先進性がないというものでした。 拒絶査定不…

ブログ小説「妖精の休日」その20まで

妖精を テーマにした ブログ小説は書いておりますが その中に出てきた 「湖子(ここ)」を主人公にしております。 神さまの お手伝いとしての 妖精ですが その中で 湖子は 1番頼られる妖精です。 何千年も 休みなく 働いてきた湖子は 神さまに 休暇を与えら…

ブログ小説「妖精の休日」その19

悟の病状は 安定していました。 当時 リハビリと言うが考えがなかったので 寝たきりになってしまいました。 労働力の 大方を失った 来住家は わずかな蓄えで 暮らしはじめます。 星子と剛も 手伝いしたが 農業を したことがことがないので その重労働はでき…

昨年命名された赤ちゃんの名前で多いのは男の子が蓮・女の子が葵

子供の名前をつけるのは 重責です。 その子供が 成人して 一生を終える時まで 使うのですから 慎重に決めるべきもので そのように決められたのが 子供の名前と 承知しております。 ある発表によれば 昨年命名された赤ちゃんの名前で 多い名前は 男の子が蓮(…

ブログ小説「妖精の休日」その18

診療所の 若い女の先生が やって来て 診察を始めました。 当時としては 珍しい 血圧計で測って そして 「血圧が高めですね 中風です。 安静にしておいて下さい」とだけ言って 注射も 薬もなく 帰って行きました。 いまなら 脳MRI薬剤投与リハビリですが お手…

ブログ小説「妖精の休日」その17

悟も弥生も 働きました。 夜なべ仕事も もちろんしました。 今で言えば 超勤200時間越えです。 それも 事務の仕事の様な簡単な仕事ではなく 重労働です 過労死の 判断基準を はるかに超えています。 強健な 悟ですが 会社の仕事と 家の農仕事で 疲れてしまっ…

今日は雪景色

アパートのある 園田は この冬一番の寒さです。 朝6時半には 雪は積もっていなかったのですが 7時半に 洗濯機から洗濯物を取りだしに 外に行ったら ”銀世界”でした。 家の前の道路が 数年に一度の 雪景色でした。 珍しいんです。

薪割検索って?

検索履歴を見ていたら 「薪割検索」というのがありました。 yahooとbing yahoo知恵袋の3っつが同時に検索できるらしいのです。 これって 誰がしているの? 分かりません。

ブログ小説「妖精の休日」その16

靴と 下駄の値段を比べると 下駄の方が 安かったのです。 現金収入が 少ない来住家では 現金で買うものの 購入は 厳しく制限されます。 農家ですので 食事には 困りませんでしたが だからといって もちろん 何でも食べられたと言うことではありません。 家で…

ブログ小説「妖精の休日」その15

悟は 平日は まだまだ くらい時間に起きて 「朝の間の仕事」して それから会社に出掛け 帰ると 少し夜なべをし 会社が休みの日曜日は 夜明け前から働いて 暗くなっても 仕事をする毎日でした。 休みなどありません。 悟が 努力家で 気力が満ちているから そ…

ブログ小説「妖精の休日」その14

来住家は 都会の近くで 中央市場までは 大きな国鉄の線路を渡って 自転車で 30分ほどの所にありました。 麦が売れなくなって 現金収入が 少なくなり 野菜に力を入れることにしていました。 しかし野菜の値段は はじめから安くて 豊作貧乏になることが たびた…

ブログ小説「妖精の休日」その13

湖子は 何千年も 人間社会を見ていました。 水道がなかった時代の方が もちろんながく 当たり前だったのですが 当たり前が 当たり前でなくなったその日に 出会えたのは 初めてでした。 人間って 進化するんだと 思ったのです。 特に 昔の時代は その進化は …

自動運転の車ができるとお先真っ暗

自動車の 自動運転が ニュースに出ていました。 このまますすんでいくと 自動運転の車が 出現するのも 間近でしょう。 これができると 運転手の仕事が 少なくなるのではないでしょうか。 例えば 東京大阪の集配センターを繋ぐトラック便なんか 自動運転で充…

ブログ小説「妖精の休日」その12

赤ちゃんはすぐに大きくなり ハイハイして 立ち上がり 可愛い幼児になりました。 母親の 弥生に "協力"して オムツも早く取れ 危ないところには行かず ジッと 母親の隣に いるようにしてました。 「来住さんの 子供は おとなしい 可愛い 賢い」と 村中の評判…

ブログ小説「妖精の休日」その11

湖子は 月日が過ぎて お誕生日になりました。 お誕生日が来たとしても 何も儀式がありません。 寒村の 貧農の家には そのような習慣はありませんでした。 湖子は 月日が過ぎても 普通の赤ちゃんのように 大きくなりませんでした。 大きく重くなると 弥生が …