ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ベイクドチースケーキは膨らますことはできるか

ベイクドチースケーキは しっとりとした感じが良いですよね。 あまり膨らんでいない方が 特長なのかも知れません。 変わったことが 好きな私ですので 膨らんでいる ベイクドチースケーキを 目指しています。 チーズケーキがあるなら 餡(あん)ケーキもあっ…

長編小説「昭和」その28

まだまだ未熟な 亀太郎であろうと 熟練した清左衛門であろうと もう真夏になっている 田んぼでの仕事は 暑いと言う一語に尽きます。 笠を被っていても 汗が噴き出してきます。 熱中症になる様な人は その時代は 生きては行けません。 きっと子供の時に 死ん…

もし生まれかわれるなら

「生まれかわることができるなら」 という 可能性とか 現実性とかを 置いておいて そんなことが 起こったら 良いですよね。 先日 テレビを 女房殿と見ていました。 テレビの中で 3名は70名の何パーセントという 問題が出ていました。 私は 少し暗算ができま…

長編小説「昭和」その27

二番草の生える時期になると 稲も大きくなって 少々の雑草にも 負けないようになっていましたが 「ひえ」が 生えてくるのです。 稗(ひえ)は 同じ稲科の植物です。 小さい時には ほとんど 稲と同じです。 稗を取らずに 育てると 稗の方が よく育ち 背が高く…

長編小説「昭和」その26

その年は 7月に入ってから 雨が降り 水の管理は 容易になりました。 稲の株が増えて みるみる大きくなっていきました。 それと同時に 雑草も 生えてきました。 現在なら 除草剤で パッパですが 手で抜くしかありません。 明治時代後期には 回転中耕除草機と…

長編小説「昭和」その25

所々にある 用水池は それぞれ決まっていて 清左衛門の村の 池は 少し上にあって 水を蓄えていました。 今津は 大昔は 武庫川の氾濫瀬で 石がごろごろの ところでした。 この時代には 武庫川は 今の武庫川の位置にあって JA東海道線と国道2号線の間から その…

長編小説「昭和」その24

先々代の清左衛門が 戸主を務めていたころに 日照りが続いて 稲が ほとんど枯れて 収穫できなかったことがあります。 田植えのあと 稲は少しやすんだあと 根が新しくなって 生気を取り戻します。 その後 気温と 水の管理が合えば 稲は 株はドンドン増えてい…

長編小説「昭和」その23

田植えは 一日中 中腰になって 足場の悪い田んぼを 後ずさりしながら 進んでいく 仕事です。 関東では 進みながら 田植えをするのですが 関西では 後ずさりしながら 足跡を 手で平にして 消しながら 植えていきます。 同じ日本でも 田植えの仕方が 大きく違…

遮熱塗料をすべての建物の屋根に塗装したら

昨日に報告しましたとおり 遮熱塗料は 効果があります。 原理は 太陽光の 熱になる波長 近赤外線を 反射するんです。 100パーセントは無理として かなりの 近赤外線を 反射するみたいです。 メーカーのカタログによれば 塗ったクールホワイトは 全日射の反射…

長編小説「昭和」その22

亀太郎はまだ子供で 幼いのに 働きは 屈強の清左衛門と同じ時間 働かなければなりません。 家族一丸となって 働かなければ お米はできない できなければ 家族全員の食い扶持がなくなり 家族全員が 餓死する可能性があるのです。 家長たる清左衛門は 幼い自分…

ロフト屋根の遮熱塗料は効果がある

気温 屋根の温度 遮熱塗料塗装屋根面 33.1度 37.2度 遮熱塗料未塗装屋根面 53.2度 遮熱塗料を塗った面と 塗らなかった面は 明らかな差があります。 塗った方が 断然良いことがわかりました。

長編小説「昭和」その21

貴重な苗を 大事にしながら 苗取りを 朝から晩までしました。 現在の常識に従えば 朝から晩までと言えば ながいと言っても 午前8時頃から6時頃でしょうか。 せれでも 昼一時間の休みを取っても 9時間です。 重労働ですので 9時間も働けば 充分に疲れてい…

小さい防音室作り設置しました。

楽器もガンガンに使えるお部屋を目指しています。 「外部の音が録音の中に入って困る」という方のために お部屋の中に 小さい防音室を 作ってみました。 完璧です。 やはり 小さい防音室は 防音性のが良いみたいです。

長編小説「昭和」その20

苗取りは 農業の中で 唯一座ってする仕事です。 小柄な 力のない 亀太郎にも その仕事が回ってきました。 小さな 木でできた椅子に座って 両手で 苗取りをします。 のしろの田んぼは 充分に柔らかく作られていて 苗の根を 痛めず 抜くことができるのです。 …

長編小説「昭和」その19

大正時代に 水道が 塩素殺菌される 時代がやってくるまで 新生児の死亡率は7パーセント 一歳まで乳児の死亡率は15パーセント でした。 一歳過ぎても 体が弱い小児は 亡くなることが多かった時代です。 弟が 亡くなったからと言って 特別なことではなかったの…

長編小説「昭和」その18

総領息子(家督を 譲ることが予定されていた息子)の亀太郎は 頑張らねばなりません。 長男だからといって 家督を相続できるとは 限りません。 実力と努力がない者は 家督の相続は出来ません。 家督を相続できないと 結婚など 絶対に出来ない時代です。 それ…

防音室がやっとの事でここまで出来ました。

楽器が使い放題の 防音室を 作っています。 もちろん楽器にもよりますが 小社の技術と 努力と お金を 投入して 作っています。 防音は微妙で お金をかけたからといって 効果があるとは 全く限りません。 技術的には 高いと 自負しています。 壁貼りを 4分の3…

長編小説「昭和」その17

水が まだまだ 水路に少ない時なので 川をせき止め 堰を開けたからといって 田んぼに水が 入ってきません。 そこで 水車(みずぐるま)を 使います。 木で出来ていて 一段低い水路の水を 少しだけ 上げて のしろに 入れます。 備中が お金を出して 買わなけ…

長編小説「昭和」その16

春先には 空で止まりながら ピーピーと鳴いて 卵を守る姿が 愛らしいと 思っていました。 それに ヒバリは 悪いことをしないし 亀太郎は好きでした。 辛い代かきの仕事も 人海戦術で 何とか 田植えの時までに 出来上がりました。 亀太郎が 田おこし代かきを…

三分の一理論は正しい

世の中には 拮抗する意見において 次の理論が成り立つと 私は 常に考えております。 「A案に賛成の人が三分の一 反対の人が三分の一 反対でも賛成でもなく 感心がない人が三分の一」 その理論が正しいことが 昨日の 大阪都構想の住民投票の結果が 証明しまし…

長編小説「昭和」その15

現代では 無農薬・有機栽培は とても誉められた 農法だと 評価されています。 江戸時代明治時代の頃までは 効果的な 農薬などありませんでした。 信仰とか 祈祷とか そう言うものに 頼っていたのです。 農薬がない時代に 田んぼの中は 生き物が 「うじゃうじ…

大阪市民は度量が広いのか

度量とは goo辞書によれば 1 物差しと枡(ます)。転じて、長さと容積。 2 他人の言行をよく受けいれる、広くおおらかな心。「―が広い」 広い心の人は良いですよね。 私憧れます。 今日投票中の 大阪都構想の賛否ですが 結果は もう少し後にならないとわかり…

長編小説「昭和」その14

水の管理は 省力化されていても 代かきは 現代に言えば 「超たいへん」な仕事です。 農作業は すべて たいへんですが 代かきは そんな仕事でした。 水のたまった 田んぼに 入ります。 長靴はありません。 わらじを 履く程度です。 普通は履きません。 田おこ…

長編小説「昭和」その13

何とか 時期までに 田おこしが完成すると 次は 代かき(しろかき)です。 水は 順番に 上から使われてきます。 一番下の 今津は 五月末です。 代かきは 田植えをし易いように 田んぼの土に 水を含ませ 柔らかくして 平にします。 言葉にすれば 農作業は 何で…

長編小説「昭和」その12

備中は 貴重な鉄で出来ていて 農機具の中では 高価なものでした。 当時の鉄は 粗悪品もあって 歯が折れたりして 鍛冶屋に 修理してもらうことも度々です。 柄の部分は 固い木で出来ていて 丈夫ですが すり減って 細くなっていました。 細くなって 鉄の部分も…

アパートの地盤は良い

地震の時の 被害の大小は 家の強度と地盤に比例します。 家の強度が強いほど もちろん潰れません。 地盤は 家の強度とは 関係なく 揺れの強さを 左右します。 先の関東大震災の震源は 三浦半島沖で 相当離れていましたが 倒壊家屋が出ました。 これは 地盤が…

長編小説「昭和」その11

麦を刈り取り 束にします。 稻藁でくくります。 束にして 家に持ち帰ります。 刈った後 すぐに 稲を植えるために準備が始まります。 田おこしからはじめます。 備中と呼ばれる 農機具です。 先に話した 千歯こぎと同じように 江戸時代の 農業の 大発明品でし…

二重行政はいけないことなの

日本には 行政機関は 3通りあります。 国・都道府県・市町村です。 都道府県・市町村は 地方自治と言われていて 地方自治は 民主主義の 始まりです。 国は外交と国の未来を 都道府県は大きな地方自治を 市町村はきめ細かい地方自治をすると言うことになって…

ストローは麦の茎

あなたは 本物の ストローを 使った事があるでしょうか。 私は たぶん 7才くらいまで 本物の ストローを 使っていました。 プラスチック製の ストローは 衛生的ですので 本物は 現代人なら きっと躊躇するかも知れません。 しかし 当時は お店でも 本物の ス…

長編小説「昭和」その10

10 水利は 農業の要です。 今津の用水は 百間樋井組(ひゃっけんびゆぐみ) と呼ばれています。 今の 宝塚市の高司辺りの 武庫川から 取水して 天井川の 仁川の下を掘り抜き 今津まで流れてきたものです。 400年以上前 作られて 数々の血なまぐさい騒動があ…