ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

小説『冴子』震災部分その13

倫子は寝台車の前に座って係員に渡された死体検案書を持ちました。 雨は激しくなりフロントガラスのワイパーは激しく左右に振れました。 岡山までの道のりはながく思いました。 お昼おそく家に到着して頼んであったお葬式屋さんは手際よく祭壇を作りました。…

私の家のロフトは

お題「ロフトをどんな風に使っていますか」 私の家のロフトは 大きいです。 広いです。 今は 家族が少なくなったので ロフトは 使わなくなりましたが 子供が まだまだ小さい時は 私は ロフトで寝ていました。 私のロフトへ上るのは ハシゴではなく 互い違い…

小説『冴子』震災部分その12

倫子が寝ている入り口は枕元を大勢の人が歩くので必ず目が覚めるところです。 しかし炊飯が始まる6時まではじっと布団の中で寝返りをうっていました。 やっと6時になったので起きて倫子は炊事場になっている体育館横の手洗い場に行きました。 今日は震災から…

古民家風防音室防音テスト

古民家風防音室防音テストをしてみました。 なかなかの性能です。 オクターブ音で 防音テストをするのですが サクソフォンの音を使う方が 分かり易いのではないかと思いました。

小説『冴子』震災部分その11

当たり前ですが不自由な避難所暮らしが始まりました。 倫子は40才の働き盛りで血気あふれる時ですので避難所で世話役のようなことをやって食事の用意とかしていました。 遺体が安置されることになる寺に朝晩に行って勇治の遺体が来ていないか聞きました。 遺…

小説『冴子』震災部分その10

店から遺体が発見されたことを岡山の義理の父母に電話で連絡しなければならないと気が付きました。 公衆電話は殆どなくなっているか繋がらなくなっていましたが避難所に無料の電話があると話しに聞きました。 そこで近くの小学校へ行きました。 電話が机に並…

大学時代のアイドルは夢の中で その2

今週のお題「私のアイドル」 私の母は 調査から帰ってきて 「残念です。 「ゆきぼう」は 養子さんと結婚して 2児の母親になっていました。 ひとりめが女の子 ふたりめが男の子だそうです。 諦めるしかない 見合いでもしてみては」と 報告しました。 なんと夢…

大学時代のアイドルは夢の中で その1

今週のお題「私のアイドル」 私の大学時代のアイドルは 同級生の 「ゆきぼう」だったんですが 憧れていただけですから 大学卒業とともに 会えなくなりました。 これに対して 私には 最終兵器があって 夢を見る事ができたのです。 夜見る夢です。 夢をありあ…

小説『冴子』震災部分その9

「もう少し時間があればもう少し私に力があればもう少し手伝ってくれる人がいればきっと助かったのに、、、、、、、、、、」と残念と後悔と懺悔で一杯です。 「ご遺体は検視のあと○○寺に安置されます。 安置されるのは今夕です。 身元が判明次第引き渡します…

大学時代の憧れは「ゆきぼう」でした

今週のお題「私のアイドル」 私の青春の頃は 身近な アイドルというのは ありませんでした。 テレビの 中のタレントが 主なものだったように 思います。 AKB48のような 身近なリアリティはありません。 私は 共学の大学に行っていました。 というか 女性の方…

小説『冴子』震災部分その8

小説『冴子』なのに 本文中の女性の名前が 倫子(のりこ)と異なっているのか 疑問に持たれている方も おおいかなと 思っています。 冴子は 駆け落ちしたときに 見つからないように 名前を 倫子に変えたのです。 不倫なのに 倫子なんて すこしあてこすりです…

歳を重ねてしまって私にはアイドルはいない

今週のお題「私のアイドル」 アイドルとは 、崇拝の対象となっているようなもので、神や仏などの存在をかたどって造られた像です。転じて、崇拝の対象を指す。 日本では主に、成長過程の芸能人の女性タレントです。 らしいのですが 若いときには そう言えば…

小説『冴子』震災部分その8

「勇治今すぐ会いたい!」と倫子は叫びました。 遠くから「必ず会えるからもう少しがんばってそこで暮らして それが運命なんだ 僕たちの運命なんだ 倫子がそれを全うしないと僕たちは永遠に会えなくなってしまう かならず倫子の運命を終えてからこちらに来な…

小説『冴子』震災部分その7

そしてまた涙です。 泣いていると河本さんが家族でまた来ました。 母親は相当倫子に負けず劣らず悲痛の様子です。 倫子は母親と抱き合ってまた崩れました。 助けに行こうにまだまだ残り火が有ってちかづけたもではありません。 ふたりは焦げ臭い臭いなか焼け…

小説『冴子』震災部分その6

夜明けの頃はとても寒くて火に近づきました。 昨日汗をかいて下着が濡れたためかもしれません。 凍れる程寒い中北の空は明るくなっていました。 まだまだ燃えているのです。 水道がでないので消火栓から水が出ません。 全く消防隊は用をなしません。 燃え放…

ボクは試験運が良い その3 インスピレーションだったんだ

今週のお題「受験」 試験運が良い理由や出現理由などわかりませんが試験を受けない限り当たり前ですがその運は使えません。 50歳の頃資格マニアになっていろんな検定試験や国家試験を受けました。 試験の時の張りつめたようなキーンとする雰囲気が好きだった…

ボクは試験運が良い その2

今週のお題「受験」 ボクは 試験運が良いのに気付いたのは 大学受験の時だったと その1に書いたのですが それから受けることになる 期末試験や いろんな試験で そんな才能が発揮されるのです。 子供の時より 無知蒙昧・怠惰の 日常でしたが 運のために それ…

小説『冴子』震災部分その5

夜明けの頃はとても寒くて火に近づきました。 昨日汗をかいて下着が濡れたためかもしれません。 凍れる程寒い中北の空は明るくなっていました。 まだまだ燃えているのです。 水道がでないので消火栓から水が出ません。 全く消防隊は用をなしません。 燃え放…

私は試験運が良い

今週のお題「受験」 試験は 子供の時は もちろん嫌でした。 でもあるときから 『ボクはついている』と 思うようになりました。 最初にボクがついていると 最初に思ったのは 大学受験の時です。 寒い日でした。 それは昔の 大学ですから 満足な暖房器具もなく…

小説『冴子』震災部分その5

大きなコンクリートの塊があってなかなか進めません。 しばらくの時間が経つと消防士さんが防火服を着て穴の中に飛び込んできました。 穴の中は火炎が入り込まないような構造なのかあまり暑くないのです。 でももう穴の外は防火服でないと近づかないような状…

小社が考案した防音室が特許になりました。

小社は楽器が思いっ切り 使える賃貸アパートマンションを 作って 賃貸しております。 楽器が ガンガンに演奏できるように 防音について 研究していくうちに 新しいものを 作り出してしまいました。 そこで どのくらいの防音力があるかどうか サクソフォンで …

小説『冴子』震災部分その4

掘っている穴がふたりが入るのが精一杯で力のない倫子より倫子の兄たちに頼む方が早く掘り出せるというので倫子は後ろで出てくるガラを運ぶ役になっていました。 でも時々風向きがこっちの方になった時煙がそして火炎がやってくるようになりました。 助けに…

小説『冴子』震災部分その3

私どもでは朝日新聞を取っていますが 今日の夕刊に震災時のことが書いてありました。 『妻が足下で火にのまれた』と、、、、、、、、 『冴子』の小説の中にもそのように ________________________________ 後ろの方からです…

小説『冴子』震災部分その2

お店の前まで来た時「勇治さん」とできる限りの大声で叫びました。 かすかに勇治の声が帰ってきたように倫子には聞こえました。 お店は二階建てでしたがその形はもうありません。 屋根の形も残っていません。 お店はがれきの山です。 隣の3階建てのビルがお…

小説『冴子』震災部分その1

時は経て平成7年の正月になりました。 倫子と勇治はこの年45才になります。 前年より勇治は膝の具合が悪かったので正月は厄落としに神社参りでもしようかという話しになりました。 西宮の門戸の厄神さんにふたりで参ることにしました。 湊川から電車に乗って…

もうすぐ1月17日ですね。あの時のこと今も覚えているでしょうか

皆様は何歳でしょうか? 30歳以上の方でないと あまり記憶がないかも知れませんね。 私は 経験しました。 それ以上に 震災に遭った人の お話を聞いたことがあります。 そんな話 聞きたくないくらい 悲惨です。 でも 近づいてきた この日くらいは 思い出して…

昭和30年代初めの頃

私が 尼崎市の寒村で 暮らしていた昭和30年代初めの頃の お話です。 冬場は 私の住む寒村では 麦を作っていました。 現代の社会の教科書では 二毛作と言う言葉は 出てこないと思いますが 夏から秋まで稲を 冬から春までは 麦を作っていました。 春麦を作って…

ブログ小説「アスカルの恩返し」その43

僕:えっえーアスカルは言うことを聞かなかったの 元飼い主:そうだと思うよ 散歩の時はボクを引っ張るし散歩以外の時はボクになつくことないしボクが仕事から帰ってきてもしっぽを振ることもないし寝ているだけだったんです。 僕:そうだったんですか わり…

65歳の体調管理

今週のお題「体調管理」 私をはた目に見れば きっと『健康オタク』と みえるかも知れません。 極端に言えば 「健康のためには死んでもいい」 と言う覚悟で人生を生きております。 子供の頃 大病で 2度死にかけました。 高価な抗生物質がなければ きっと 3歳…

ブログ小説「アスカルの恩返し」その42

僕は打ち明けることを決めました。 僕:私はアスカルの生まれかえりです。 神さまにお願いしてあなたに会いに来たのです。 元飼い主:えっ 君がアスカルの生まれ変わり 本当にそうなの 僕:これも神さまにお願いしてアスカルの時の記憶も持っているの 元飼い…