ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その78

娘と海老沢君のデートは 順子の家や海老沢君の家以外にも もちろん 行ったけど 5回に1回は 海老沢君の家に行ったようです。 その時は どういう訳か 順子も 招待されたのです。 野村も 招待されたけど 1回しか行きませんでした。 そんな成り行きで 娘と海老沢…

瞑想は海馬を大きくするらしい

海馬は 大脳の一部で 可塑性のある 構造を持ち 一時記憶を司る領域らしいのです。 認知症は 今のことを忘れる症状ですから この海馬が衰えることで 起きるらしいと言うことになります。 この海馬 前頭前野の支配下にあって 前頭前野が 働いている間は 休むこ…

人はどうして戦争を起こす

日本は いろんな理由で 戦争が起きていません。 戦死者はここ70年超 朝鮮戦争で殉職した海上保安庁の職員ひとりだけです。 でも 世界では 戦争が多発していて そんな事を なぜするのかと 考え込んでしまいます。 宗教に絡んで 起きているものが 多いように思…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その77

見られている 順子は 海老沢君に 少し小声で 「私なんか変かしら」と 尋ねたのです。 それを聞いた 父親が 「ごめんなさい。 じろじろ見てすみません。 本当のことを言うと びっくりしているのです。 順子さんが 私の亡くなった妻に そっくりなんです。 それ…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その76

終始和やかな 食事でした。 話が上手な 海老沢君は 野村を含めて 人気の的でした。 デート2回目にして 結婚濃厚となりました。 そんなデートを 数回続けて 何回目かに 海老沢君の 父親の所へ 行くことになりました。 海老沢君が 是非 順子も 一緒にと言うの…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その75

それを聞いた 野村は 「その時がきたか」と 肩を落としていました。 「何を言ってるのよ」と 順子や娘たちは 笑いましたが 相当ショックのようでした。 次の日曜日 みんなで料理を作って 待っていました。 海老沢君が以前好きだと言っていた 魚の煮つけとか …

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その74

順子は 海老沢君が いつから来ているんだろうと 思いました。 海老沢君が 順子を見付けると 駆け寄ってきました。 いつも売店に やって来るように来て 同じような挨拶をしました。 海老沢: おはようございます。 順子: おはようございます。 お待たせしま…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」はもうすぐ終わります。

「突然30年前に戻った順子の場合」は 5年前に書きましたブログ小説に 続きを書いたものです。 もともとは 50話までしかありませんでしたが 続きを書いてみました。 でも もうすぐ 構想していたものは 終わってしまって 次の ブログ小説はと考えていました。 …

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その73

まえの世界では 長女を 海老沢君に 紹介したときは お互いに それ程気がなく順子は 「無理かな」と 思っていたくらいでした。 娘の方は 「見合いなんてイヤ」と言っていたし 海老沢君は 「そんな歳じゃないし」と 言っていたように思います。 何分 30年も前…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その72

順子は うまく話が 進んで 良かったと思いました。 ほっと 一安心して その晩は寝ました。 翌日 いつものように 娘と 夫のお弁当を作って 売店に出勤しました。 シャッター開け 新聞を並べて 仕事 開始です。 電車が到着するたびに たくさんのお客が あれだ…

互い違い階段の付いたロフトへどんな物が持って上がれるのだろうか

ロフトへ上るときには どのようなもので上がりますか。 普通は ハシゴですよね。 小社では 互い違い階段です。 互い違い階段は 登録商標意匠登録済みですが 上りやすい階段です。 じゃその互い違い階段で どのようなものが 持って上がれるか 検証してみまし…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その71

「紹介する」と 言ってしまったことを 後悔した表情でしたが 海老沢君は それを 読みとらず 「お願いします」と 答えました。 話は それだけで すこしの沈黙の後 「売店にまた行きます」と 言って 別れていきました。 どれだけの時間が 流れたのか わからず …

読書感想文の書き方学校で習いましたか

私は 64歳 小学校に行っていたのは 50年以上前の話で 今なら どうなのかなと思っていることがあります。 小学校中学校と 夏休みには 必ず 読書感想文の宿題が出ました。 私の年代の人なら たぶん同じでしょう。 でも その時は 思わなかったのですが 47歳の頃…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その70まで

その70は最後です 30年前に あなたは 戻りたいですか。 私は 遠慮しておきます。 辛苦の 30年間を またやるのは 少し おっくうです。 あらすじ 順子(よりこ)は 57歳のおばさんで 子育ても終わって 今はひとり暮らしです。 神さまのちょっとしたミスで 30年…

運動会での経験

昨日は 運動会についての センチメンタルな思い出でしたが 今日は 3年前の 孫の幼稚園の 運動会の時のことです。 いつも行う 小学校の運動場が 耐震工事で 使えないので 当地で一番大きな 体育館で行われました。 全国大会などを 行う 大きな体育館です。 大…

運動会シーズンですね。センチメンタルな思い出

めっきり秋らしくなって もうすぐ 運動会シーズンになりました。 運動会についての 私の思い出を書いてみようと思います。 箇条書きでかいてみました。 1.私は体育は苦手で運動は嫌いです。 2.運動会で男子全員でする三点倒立が 私だけできなくて恥ずか…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その69

いきなり 真実の告白です。 順子: えっ 、、、、、、 海老沢: じゅんこさんの家は だいぶ前に知っていました。 ストーカーですよね。 ごめんなさい。 初めて 売店であったとき じゅんこさんの 名札見たんです。 名札には 今でもそうですが 野村順子と書い…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その68

「じゅんこさん」と 声を掛けたのは 海老沢君です。 順子は 振り返って 「私は じゅんこではありません。 よりこなんです。」と すこし 硬い口調で いいました。 海老沢: すみません。 それは知っています。 でも 私には じゅんこさんなんです。 すこしだけ…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その68

「じゅんこさん」と 声を掛けたのは 海老沢君です。 順子は 振り返って 「私は じゅんこではありません。 よりこなんです。」と すこし 硬い口調で いいました。 海老沢: すみません。 それは知っています。 でも 私には じゅんこさんなんです。 すこしだけ…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その67

眠られないまま 朝いつもの通り 起きました。 野村と娘の弁当を作って 売店へと 出掛けました。 いつものように シャッターを開けました。 新聞を いつもの場所に 置いて 営業開始です。 いつものように 多くの人が押し寄せて サッサと 仕事を 順子は 片付け…

イチゴのスポンジケーキよりトマトのスポンジケーキの方が美味しいらしい

私が 開発した 圧力攪拌開放器(キスワン)は たいした技術もなしに スポンジケーキを作ることができます。 普通のスポンジケーキはもちろん 機械に材料を投入して 泡だったものを 型に入れて 焼くだけです。 キスワンは もっと水分が多いものでも スポンジ…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その66

「今日は 楽しかったわ」と 順子が言うと 海老沢君は 真顔になって 「じゅんこさん 僕と 付き合って下さい」と 言ったのです。 相当 大きな声で しっかりとした口調でした。 順子は 雷に 打たれたような 驚きです。 しばらく 沈黙になって それから 「私は …

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その65

海老沢: 偶然ですね。 今からお帰りですか 順子: はい すこし買い物をして 帰る予定です。 今日は 子供も 遅いので ゆっくりしています。 海老沢: お時間ありますか 順子: えっ えー 順子は びっくりしました。 その日は 時間があったので 承知したので…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その64

順子は50歳を過ぎても若々しくて可愛いのですが 夫以外の人を好きになってしまいました。 野村とは 殆ど会話がなくなった頃 子供も自分の世界で 暮らし始めて 子供とも 会話が少なくなってしまっていました。 家では 無口になった 順子ですが その分 職場で…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その63

これって 不倫と 思うようにもなりましたが 考えているだけですから そんなことではないことは 誰の目にも明らかです。 そんな ドキドキする時間が 過ぎていきます。 それも 何年も 過ぎていきました。 野村は 化粧品会社では 新しい 発見や 発明を いくつも…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その62

海老沢君と 順子は 親しくなっていきました。 翌年も 翌年も 同じで 時間は過ぎ 海老沢君は 高校生から 社会人となって すこし時間が 遅くなって 同じように 順子の売店を訪れます。 紺のスーツで ビシッときめた 姿で現れて 変わらず 牛乳と パンを買って …

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その61

海老沢君を含め 笑顔の順子は 人気がありました。 順子は 前の世界では それ程の人気は ありませんでした。 しかし 海老沢君だけは なんだかんだと言って 毎日 ちょっとだけ話していました。 この世界でも もちろん 海老沢君とは 話をしますし 前の世界より…

「岩登りが仕事です」って

職業に貴賎はないと 分かっていますし 皆様も そう思っていらっしゃると思います。 テレビコマーシャルで 有名な登山家が 「岩登りが仕事です」と 公言されている方が おいでになりました。 すべての仕事は 人に役に立つということになっています。 岩登りは…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その60まで

30年前に あなたは 戻りたいですか。 私は 遠慮しておきます。 辛苦の 30年間を またやるのは 少し おっくうです。 あらすじ 順子(よりこ)は 57歳のおばさんで 子育ても終わって 今はひとり暮らしです。 神さまのちょっとしたミスで 30年間の記憶を保った…

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その59

売店の仕事は 画一的です。 毎日 同じ客が 同じ時間に 同じものを買っていきます。 そして できるだけ早く 計算して お金を頂戴して 商品を渡して 仕事を終えないといけません。 要は パッパと 行うのです。 そんな仕事を 手早くこなしていると いろんな人が…